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カメラ屋さんで働く介護福祉士の備忘録。

福祉×写真 問題点というか解決すべき課題。

人の一生の中で
写真を撮った事がないという人は、まずいないと思う。

生まれてから、大きくなり
保育園や幼稚園はもちろん、小学校や中学校、高校、大学
社会人になったとしても会社などでも写真は撮る。

日常の生活の中でも
家族や友人、恋人などなど……
たくさんの人と写真を撮る。

おじいちゃんおばあちゃん世代の方だと
祝い事や、ある程度裕福な家庭でもなければ
写真を撮ることってなかったとは思うが、

それでも、人生に欠かせないもの
それが写真、というものだと思う。


……ということを念頭に置いて、
福祉の現場の話を書こうと思う。

私は、高齢者介護の仕事の経験しかないが、

施設でも、写真はよく撮る。
撮った写真で、バースデーカードを作ったり
一年間撮りためたもので、アルバムを作ってプレゼントしたり。

レクリエーションのツールとしてだったり、
離れて過ごすご家族の皆さんに
施設での生活ぶりを知っていただくためにだったり。

理由は様々だが、100%写真を〝撮ろうとしている〟が。

実際、写真を撮ることに
重きを置いていないのも現状だったりすると
私は、現場にいた頃、ひしひしと感じていました。。。

道具だけで決まるとは思えないけど、
本当にこれで撮るの⁉︎と言いたくなるような、ホコリまみれ、傷だらけのボディ。

わからないなりにいじった結果の、よくわからない設定。

ぶっちゃけ、もうこれ、壊れちゃってるよね。。。的な、レンズからの異音。

そして、今日は行事だから写真撮ろうね〜って言いつつ、
操作がわからないから、結局一枚も撮れませんでしたー‼︎←

その当時、
人よりちょっとカメラ出来る、な私が
引き受けている事が多かったですが、

写真撮る事ばかりに集中はできないし(お年寄りみないといけないからねぇ)

少しでもいい表情を引き出したくて奮闘するも
カメラの設定を直したりしてからじゃないと〜なんてやってるうちに撮れなかったり……

あとは、どうやって撮るか教えて〜なんて教えてるうちに
日が暮れる……とか。

 


要は、
カメラ渡されても、デジカメであったとしても
使い方がわからない、わからないから撮れない。

使い方はわかったとしても、
うまく撮れないから、撮れない。

カメラのメンテナンスや保管状況が悪すぎて
いざって時に使えないから、撮れない。

などなど。

〝知らない〟〝わからない〟事が原因の
写真を撮る機会の喪失が、実際に生じていると思います。

つまりは、
自分から、写真が撮れない(この場合、高齢者の方や障害のある方)人達の
写真を撮る機会が失われているばかりか、
写真が残らない事態に繋がっている。

とも言えるんじゃないかな。。。


そう考えると、
人生になくてはならないものの
写真が、ないって……
その人にとって、これほど不幸なことはないんじゃないか⁉︎

とまぁ、色々書いてきたのだが、
私の中でこれらのことを解決していけるような
何かアクションを起こせたら。

それをまとめるための
備忘録、ということなので、
次回はいよいよ、具体的なプランを
書き出していこうと思います!!

 

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